こんにちは大森駅前治療院の橋本です昨日はメディカル・ケアグループ
定例の鍼灸勉強会が行われました
まずはスクリーンと手元の資料で座学を、その後実技という流れで勉強会を行っています
鍼治療には多種多様な流派があるんです
その中から今回は「長野式」という流派の治療法を総院長のご指導の下
各院の鍼灸師が集まり学びました
〜長野式鍼治療法とは〜
人間の体には本来、自然治癒力というものが備えられていますしかし、これを阻害する何かがあると
病気が発症するのですこの自然治癒力を妨げている要因は5つに分けられ、
これを取り除くことによって治癒へと導いていきます
鍼灸の古典理論の東洋医学、西洋医学の解剖生理学を融合させたのが長野式治療です
また、国内のみならず、アメリカ、ブラジルを始め、海外でも臨床的即効性、再現性の故に
広く受け入れられております
〜自然治癒力を妨げる5つの要因とは〜
①免疫系
②血管系
➂神経・内分泌系
④筋肉系
➄気系
と、大まかに分かれます。
「長野式」では患者さまの訴えている主訴や、疾患が
一体どこが原因、要因で起きて来るのだろうかという
根本の部分をまず考えますその際に上記の5つを併せて考えていきます
更に5つの要因を細かく診るに至り、
・舌診(患者様の舌を診させて頂きお身体の状態を知る方法)
・脈診(脈を診させて頂きお身体の状態を知る方法)
・腰背診(脊柱起立筋といわれる筋肉の緊張の有無を診て、運動器疾患から内蔵疾患、脳循環系に至るまでを診る診察法)
・脊柱診(骨盤にある仙腸関節部の圧痛、叩打痛、脊椎の椎間関節の圧痛、狭小を診る方法)
・火穴診(ツボの圧痛の有無を確認してそのツボの経絡が属する臓腑器官に炎症が起きているのを診る方法)
・局所診(5つの局所ポイントを触知して他の診断の補助として用いる方法)
医師ではないので検査機器も使えず、確定診断が出来ない私達は
これらを判断材料に用いて更に選別し、患者様のお身体がどの様な状態かを診ていきます
「長野式」治療の流れとしては、
まず栄養を吸収する胃腸を整えます。
次に扁桃腺自体を強めて免疫力を高めるツボを使います。
身体に滞っている古い血液も
多くの問題を引き起こし、それがあると扁桃腺に
入ってくる細菌なども殺す力が弱まります。
その他に患者さんに応じて、筋肉の緊張を解す処置、脳に入る血管を多くする椎骨脳底動脈不全改善処置などなど色々な方法が長野式にはあり、
身体の不調の根本にあるだろう、原因の除去することにより改善試みます
最近ネットで調べれば○○に効くツボなどと
沢山情報が上がってきますが、
あまり効き目を感じない方もいらっしゃるかと思います。
それはお話してきた不調の根本を調べることを通り越しすぐ治療になってしまっているからなのです
少し難しいお話になってしまいましたが
長野式の針灸治療は患者様のお身体一人一人の特徴や、症状が違うように、治療法もその人によって異なります。
しかし目的は同じで改善させていくことにあります
針治療が初めてな方も、安心して受けられます
この時期特有の夏バテなども適応ですよっ!
定例の勉強会にて知識、技術を向上させ、患者様のニーズに合わせて治療を行います。
お身体でお悩みがある方は、大森駅前治療院スタッフまでお気軽にご相談ください。
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大森駅前治療院 橋本 沙紀
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