こんにちは
大森駅前治療院の秋田です。
今年のゴールデンウィークは2年ぶりに、宣言が解除された連休となり、久しぶりに羽を伸ばせた休暇となったのではないでしょうか。
まだ季節は早いですが、天候に恵まれない日が続き梅雨にでもなったような天気で憂鬱ですね
こういった悪天候の日には寝違えやぎっくり腰になりやすくなります。
5月8日に行われた勉強会では、姿勢の成り立ちから考える全身把握、寝違えやぎっくり腰にフォーカスし抗議して頂きました。
今回の講義の内容を皆様にお伝えし、急な痛みに遭われた時の為に少しでもためになる情報を発信していきたいと思います。
はじめに、姿勢は皆さん気になりますよね。猫背や、反後り、肩が片側に傾いていたり・・・なんて個人個人で姿勢は違います。
正しい姿勢というのは
耳の穴(外耳口)、肩の端(肩峰)、太ももの横の出っ張っている骨(大転子)、膝関節、足の外くるぶし前(外果前方)が
一直線に並ぶ状態です。
最初の講義では姿勢の歪みで起きる脚長差にフォーカスをして話しをしていただきました。
脚長差が起きる原因として骨盤の歪みが考えられます。歪みによって脊椎が傾き姿勢が崩れ、崩れた姿勢を保つために筋肉に負担がかかります。
筋肉の凝りには必ず何らかの原因があるんです。
次の講義では寝違えについてです。
症状に合わせて、3段階に分ける事ができます。
一度損傷:痛いけど動かせるもの
二度損傷:痛みが生じ、そこで動きが止まるもの
三度損傷:痛みで動かせないもの
一度損傷はマッサージや鍼などの手技が効果的です。
二度以上の損傷では、必ずしも手技が効果的とは言えません。
その場合には捻挫や骨折で固定が必要な事と同じで、寝違えでも固定が必要になります。
寝違えの固定には頚椎カラー(頚部に代わり頭の重さを支えてくれる固定具)やテーピングが効果的です。
後半にはグループを作って、ぎっくり腰をテーマにグループワークを行いました。
1番白熱した話題は「冷やすか、温めるか」についてです。
よく患者さんにも聞かれる事がありますが、ぎっくり腰は温めた方がいいか、冷やす方がいいか。みなさんはどちらがいいと思いますか?
実はこれ、治療者によっても見解が分かれる永遠のテーマだったりします。
そもそもぎっくり腰はなぜ起こるのか?
重いものを持ち上げたり、変な体勢で寝てしまったりと色んな理由があると思いますが、根本には「冷え」が隠れています。
ですので、どちらか迷ったらまず温めてみて下さい。もし、温める事を体が拒否していたら、不快に感じたり、ズキズキ痛みが増して来ます。
冷やすのはそれからでも間に合います。
先に冷やしてしまうと、血管が収縮し組織の活動は停止してしまいます。
そうなると温めようと思っても時はすでに遅し。活動が止まった組織を温めるのは容易ではありません。
「ぎっくり腰をしたら温める。不快だったら冷やす」
以上をやってみてください。
ぎっくり腰や寝違えの重症度によっては先ほども言いましたが、固定が必要なものもあります。
無理に我慢せずお気軽にご連絡下さい。