こんにちは
大森駅前治療院です。
2/13(日)はメディカル・ケアグループの社内勉強会が行われました。
今回はその勉強会の内容の一部を紹介していきます。
●腹診
腹診は、お腹の緊張状態を確認して、どこに圧痛や抵抗感があるかを確認し健康状態を判断します。
上の図の部位を押してみて痛みがあったり抵抗感を感じる場合は、配当された臓腑の疲れがある可能性があります。
●瘀血
血液の中の赤血球は肺で酸素と結びつき、全身の筋肉や内臓に運んでいます。
生理活動を無くした赤血球が滞ると瘀血という状態になります。
瘀血が体に溜まると、冷えや慢性痛など様々な不調を引き起こす原因にもなります。
その反応は「中注」「大巨」というツボに反応が現れます。
中注・・・お臍の下1寸、外方5分
大巨・・・お臍の下2寸、外方2寸
ここに圧痛がある場合、体に瘀血が溜まっているサインになります。
●瘀血の症状
体に瘀血が溜まると次の様な症状が現れます。
・冷え、のぼせ
・肩こり、腰痛
・シミ、そばかす
・アザができやすい
・ニキビ、イボ
・生理痛、婦人科系トラブル
症状は人それぞれですので上に挙げたもの以外にも様々な症状が現れます。
●瘀血を改善させる方法
瘀血の改善には血行を改善し、血の巡りをよくする必要があります。その為には良く体を温める事が大切です。
体を温めると血管が広がり血液の流れが良くなります。すると筋肉や内臓に酸素や栄養が行き渡り、瘀血の排泄が促進され疲労回復や病気の予防に繋がります。
また、体温は1°上がると基礎代謝は12〜13%アップ、免疫力は5〜6倍アップ。逆に体温が1°下がると免疫を司る白血球の働きが30%以上ダウンすると言われています。
●瘀血を流すツボ
瘀血を流すには鍼灸治療もお勧めです。
血のめぐりを良くするツボに鍼やお灸をすると瘀血が流れやすくなります。
代表的なツボ
尺沢・・・肘を曲げると出来る内側のシワの上で、中央の硬い腱の外側
注封・・・足首を軽く上げた時に出来る内側の腱と内くるぶしの間のくぼみ
指で押してみるのも効果がありますので、気持ちのいい強さで刺激してみて下さい。
それでも改善が見られない場合はお気軽にご連絡下さい。