肩こりの症状・マッサージの施術内容について
肩こりという病名はありません。
その症状には原因があります。
マッサージによる肩こりへのアプローチ
大森駅前マッサージ院では
まず最もつらさを感じるところを確認します。
長時間のデスクワークやスマートフォンの普及により「猫背化」が進んでいます。猫背の姿勢になることでまっすぐ立ったときに背中が丸まり、頭と肩が前に出てしまいます。
首や肩まわりに負担がかかりやすく血流が悪くなり肩こりとなって症状が現れます。
猫背の姿勢の方も背中の筋肉を入念にマッサージした後、肩が前に引っ張られないように、肩甲骨の裏側についている肩甲下筋や胸についている大・小胸筋を緩めます。
マッサージで肩甲骨の周囲の筋肉の血流をあげ、緩めることで、肩甲骨の可動域も回復し、肩にかかるストレスが軽減、首肩の血行不良が改善するためにコリや痛みが軽減します。
パソコン作業が多い方の大きな特徴として指の使用頻度が高いため、腕の筋肉も緊張している場合が多いです。
そのため腕の筋肉(総指伸筋・回内筋・長掌筋)を丁寧にほぐすようマッサージしていきます。指まで丁寧にマッサージを行うことでなかなか取れない慢性的な硬さも改善できます。
肩や腰だけの部分的なマッサージでなかなか改善が見られない人や、すぐに硬くなってしまう人は、頭から足先までの全身的なマッサージをお勧めします。
ゆったりしたリズムのマッサージを全身に受けると、内臓の動きが活発になり、手足末端とお腹の血行が良化し、自律神経が整います。
その結果、睡眠の質を高め、ストレスが減り、自然治癒力が高まり、症状が軽減します。
肺や胃などの内臓の不調や疲れ、ストレス、精神的緊張、睡眠障害からも肩こりは起こります。
慢性的な肩こりの人は、上記理由や疲労の蓄積によって治りにくくなっています。
また、胃や肺など内臓を整えるツボを合わせてマッサージすることで、身体の不調からくるこりもほぐれやすくなるのです。
デスクワークの多い方をはじめ、首や肩周りは負担がかかり筋肉がコリ固まりやすい場所です。
大森駅前マッサージ院では、それらの筋肉を様々な手技で入念にマッサージしていきます。
心地の良いマッサージでお身体を緊張状態から解き放ちリラックスさせ、健康へ導いてまいります。
肩こりの『鍼灸治療』についても、あわせてご覧ください。
『肩こり』とは
筋緊張により筋肉に疲労物質がたまり、固まってしまった状態。
筋緊張により筋肉に疲労物質がたまり、固まってしまった状態をいいます。それを引き起こしてしまう一番の原因は血行不良です。
デスクワークや自動車の運転など長時間の同じ姿勢で、持続的なストレスが加わると筋肉は緊張状態になります。
緊張状態の筋肉に乳酸などの疲労物質がたまる。
すると血流が悪くなり、新鮮な酸素や栄養は筋肉に届かなくなります。さらに疲労物質がたまってしまい筋肉はどんどん硬くなっていってしまうのです。
血行不良が原因となって痛みやこりをつくってしまい、こりが溜まってくると姿勢が悪くなってしまいます。
肩こりを大きく分類すると、【首こりタイプ】【肩上部のこりタイプ】【肩甲間部タイプ】に分かれます。
【首こりタイプ】
- 重たい荷物を肩にかける
- 携帯電話などを肩と耳に挟んで会話する
- 頭痛がある
- 首を後ろに倒すとき(上を向くとき)に痛みが出るでる
【首こりタイプ】のマッサージ施術ポイントとなる主な筋肉
- 僧帽筋上部
- 肩甲骨を後退(胸を張る)、挙上(首をすくめる)、上方回旋(腕を挙げる)
首こりタイプの一番代表的な筋肉。 - 板状筋
- 頭板状筋-下位頸椎に付着し、頭部の伸展(上を向く)、頭部を回旋、側屈(左右に傾ける)
頚板状筋-上位頸椎に付着し、頭部の伸展(上を向く)、頭部を回旋、側屈(左右に傾ける)
首の横の部分が張り、固くなる筋肉。 - 肩甲挙筋
- 肩甲骨を内側上方に挙上(首をすくめる)
後頭下筋群(上頭斜筋、下頭斜筋、小後頭直筋、大後頭直筋)
頭の伸展(上を向く)、回旋(左右を向く)
デスクワークの時に緊張などから肩が上がっている時に肩がこったと感じさせる筋肉。 - 肩甲下筋
- 肩関節を内旋(猫背)、肩関節を内転(脇に物を挟む)、肩関節を伸展(腕を後ろに引く)
猫背にさせる筋肉。隠れ肩こりを作り出します。
【肩上部のこりタイプ】
- デスクワークが多く常に猫背になっている
- マウスを良く使う
- 下着を強めにつけている
- 重たい荷物を背中に背負う事が多い
- なで肩
- 気がつくと肩が上がっている
【肩上部のこりタイプ】の施術ポイントとなる主な筋肉
- 僧帽筋上部・中部
- 上部-肩甲骨を後退(胸を張る)、挙上(首をすくめる)、上方回旋(腕を挙げる)
中部-肩甲骨を後退
肩上部タイプの一番代表的な筋肉 - 棘上筋
- 肩関節における上腕骨の外転(腕を横に30°持ち上げる)、上腕骨を関節窩に引き寄せて、肩関節を安定させる
- 棘下筋
- 肩関節を外旋(外にねじる。肩関節の伸展(腕を後ろに引く)
- 大・小円筋
- 大円筋-肩関節の内旋(内にねじる)、伸展(腕を後ろに引く)、内転(脇を締める)
小円筋-肩関節を外旋(外にねじる)、伸展、内転
胸の前についている筋肉で猫背の姿勢を作り出します - 肩甲挙筋
- 肩甲骨を内側上方に挙上(首をすくめる)
デスクワークの時に緊張などから肩が上がっている時に肩がこったと感じさせる筋肉 - 三角筋
- 前部-肩関節の屈曲(腕を前に挙げる)、内旋
中部-肩関節の外転
後部-肩関節の伸展(腕を後ろに引く)、外旋 - 斜角筋
- 前斜角筋-第一肋骨の引き上げ、頚椎の前屈(下を向く)、頚椎の側屈(左右に倒す)
中斜角筋-前斜角筋と同じ作用
後斜角筋-首の側屈(左右に傾ける)、頭部の屈曲、第2肋骨を引き上げる中斜角筋
首が前に出ている時にかたくなる筋肉 - 総指伸筋
- 第2~5指を伸ばす
指の筋肉がかたくなり、肩甲骨へと負担をかけ肩の上部をこったと感じさせます
【肩甲間部タイプ】
- 仰向けに寝たとき、肩が浮いてしまう
- 猫背の姿勢である
【肩甲間部タイプ】の施術ポイントとなる主な筋肉
- 大・小菱形筋
- 小菱形筋-肩甲骨の後退、肩甲骨の下方回旋、肩甲骨の挙上
大菱形筋-肩甲骨の下方回旋、肩甲骨の後退 - 僧帽筋中部・下部
- 中部-肩甲骨を後退
下部-肩甲骨を後退、下制、下方回旋(脇を締める) - 肩甲挙筋
- 肩甲骨を引き上げる
- 広背筋
- 上腕を内側に引く、後ろに引く
- 棘下筋
- 肩関節を外旋(外にねじる。肩関節の伸展(腕を後ろに引く)
- 脊柱起立筋群
- 姿勢の支持、脊柱の伸展(背中を後ろに反らす)
- 大・小胸筋
- 大円筋-肩関節の内旋(内にねじる)、伸展(腕を後ろに引く)、内転(脇を締める)
小円筋-肩関節を外旋(外にねじる)、伸展、内転