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ランナー膝

ランニングを趣味にされる方が増えています。膝の痛みにも種類があるので適切な処置を。

ランナー膝とは

ランナー膝イメージ

ランナー膝はランニングによる膝関節周辺のスポーツ障害の総称で、膝蓋大腿骨ストレス症候群等のさまざまな病態が含まれます。
今回は、狭義のランナー膝として腸脛靱帯が膝部外側で摩擦し、痛みが発生する腸脛靱帯炎を主として述べていきます。

ランナー膝を発症しやすい方

  • 長距離ランナーやサイクリスト、バスケットボール、水泳、エアロビクス、バレエなどの膝の屈伸運動の多いスポーツをしている方
  • 上記のような運動をされている方でO脚(内半膝)の方
  • 足首が内半(力を抜いた状態で内返し)している方
  • 路面が傾斜している場所で練習しているランナー

腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)とは

腸脛靭帯とは、腸骨(俗に言う骨盤の骨)から太ももの真横を通り、すねの外側の骨(腓骨)に付着する少し固いゴムバンドのようなもの(筋膜の線維束)です。

発生のメカニズム

ランナー膝イメージ

ランニングをする、自転車をこぐなどの膝の屈伸運動をする際に腸脛靭帯が膝(ひざ)関節の外側2~3センチ上の部分にある骨の出っ張り部分を前方または後方へと移動します。
この時に骨盤に付着する筋肉(大腿筋膜張筋、大殿筋)が疲労などで硬くなってしまっていると、この筋肉は腸脛靭帯にくっつくため腸脛靭帯がピンと張った状態になり、 太ももの骨の外側を前後に移動するときに摩擦を起こし、炎症が起き外側の膝痛を感じるようになります。
O脚の方や足首の内返しがある方は、地面を踏みこむ時に足の小指側に体重が乗る走り方になり、腸脛靭帯に衝撃・緊張が加わりやすく、ランナー膝(腸脛靭帯炎)の原因になります。

ランナー膝の症状

  • ランニング時の膝関節の外側2~3センチ上の部位に痛み
  • 階段昇降時に膝が痛む
  • 膝関節の外側2~3センチ上の部位を押すと痛む
  • 下り坂を走ると痛みが増すこともあります

ランナー膝の診断

グラスピングテスト
膝を曲げた状態で、腸脛靭帯と大腿骨外側上顆の摩擦部(膝外側2~3センチ)の部分を押さえ、徐々に膝を伸ばそうとすると痛みを訴える。

ランナー膝の施術

炎症症状のある場合、アイシングを施行した後、柔道整復的なアプローチ(柔整手技・関節調整など)で膝周囲の筋肉を緩め 関節にかかる負担を軽減させた後、包帯などの固定具を用いて固定をし、痛みを緩和を目指します。

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