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空手
について

東京オリンピックの種目となった空手道

空手イメージ

日本発祥の武道「空手」は、今や世界に約200ヵ国に愛好家がいると言われています。
今回初めてオリンピックの正式種目として行われた空手は「形」と「組手」の2種目あります。

「形」は、世界空手道連盟が認定している「102種類の形」から毎試合1つ選んで演武を行ない「技の緩急や強弱、流れの美しさ」を競う競技です。
また「形」には「団体形」という種目もあり、5人で演武を行ない、実際に相手がいる状態で演舞を行なう「分解形」は迫力があり会場全体が盛り上がる競技です。 「組手」は、決められた部位に「突き」「蹴り」「打ち」の3種類の打撃を入れる事でポイントが入り8ポイント差、もしくはポイントを多く取った方が勝ちとなります。

意外かもしれませんが、伝統派空手には「崩し(投げ)」があります。
相手を投げただけではポイントになりませんが、足払いなどで相手の体制を崩す、投げた後に突きや蹴りを入れる事で一度に多くのポイントをもらう事が出来ます。

また空手には「一撃必殺」の考え方を表す、特有のルール「先取(せんしゅ)」があります。
先取とは同点で試合時間を終えた場合に延長戦は行わず、その試合の最初にポイントを取った選手が勝ちというルールです。

正式種目にはなりませんでしたが、またオリンピックの舞台で空手家が活躍する日が来るといいですね。

厳しい鍛錬にケガはつきもの!? 

固定イメージ

「形」は1つの突き、蹴り、足運びを1つひとつ確認しながら何度も繰り返し練習することによって美しい所作が生まれます。
しかし、「形」の足の運びは常に膝を曲げて移動するので下半身が休まる時間がなく、また1日の内に何十回も同じ形を打つため体への継続的な負担は計り知れません。

また、様々な流派や団体があり「形」や「組手」の試合形式やルールが異なるため、空手による怪我は多岐にわたります。

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