アキレス腱炎の症状・鍼灸治療について
身体のバランスを保つ為の重要な場所!早期施術をオススメします
アキレス腱炎とは・・・
過剰な運動を繰り返すことにより、アキレス腱の柔軟性を失い硬くなり、継続的な牽引力により炎症を起こすもの。
アキレス腱炎の症状
アキレス腱付着部に炎症、腫脹、痛みがでます。歩行により痛みがでますが、急性期や慢性期でも炎症が強いものはじっとしていても痛みがでます。
アキレス腱炎の鍼灸施術
- 局所施術
- ふくらはぎの筋緊張緩和が最大の目的になります。また、病変部の鎮痛、消炎、腫脹の軽減を目的に圧痛部に刺鍼していきます。炎症が強い場合には、アイシング、安静、テーピングなどの処置が必要となります。
- 全身施術
- 全身的な施術としては、回復しやすい環境を作り出すことを目的とします。炎症を抑え ツボを刺激したり、肘の負担が軽くなるようにバランスを整えていきます。 東洋医学的には筋肉の問題は肝に関係しているといわれています。肝が損なわれると、筋に引きつれが起こりやすいとされています。上記のことから、全身を調整して肝の機能を上げることにより治癒力の向上が見込めます。
アキレス腱炎の主なツボ
合陽 | 足や腰の痛み。 |
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承筋 | 足の痛み、腰痛。 |
承山 | 足の痛み、腰痛。 |
築賓(ちくひん) | 下肢の痛み。 |
交信 | 泌尿器、生殖器系の症状、下痢など。 |
飛陽 | 腰背中の痛み、頭痛、めまい、鼻閉、足のだるさ。 |
腹溜 | むくみ、胃腸の症状、腰背中の痛み。腎が弱っているときに有効。 |
崑崙 | 頭痛、首の痛み、肩背中の引きつれ、腰痛、足首の痛み、膀胱経の症状がでやすい。足の疲れやむくみ、下痢にも有用。 |
僕参(ぼくしん) | 下肢の症状、かかとの痛み。お灸を行うと冷え性に有効。 |
大鐘 | 腰背中の痛み、腎の症状に対して有効。 |
百会 | 自律神経症状、頭痛、耳鳴、めまいなど。気が頭に上ることにより起こる頭痛には特に有効。 |
大椎 | 発熱、かぜの症状、背中のこりなど。熱の気の調節を行うツボ。 |
膈兪 | 胃腸の症状、背中の痛み。 |
肝兪 | 目の充血、眼精疲労、めまい、イライラ、飲み過ぎ。 |
腎兪 | 腰足の重さ、腰痛、泌尿器の症状、むくみ、耳の症状、足の冷え。 |
志室 | 腰の痛み。腎の症状。 |
三陰交 | 消化器のほか、女性疾患の特効穴。冷え症状、婦人科症状(月経不順、更年期障害など)を調節。 |
血海 | 婦人科の症状、血の滞りを良くするツボ。 |
委中 | 腰足の痛み、ギックリ腰の時にも有効です。足のむくみ、背骨の際、頭部の痛みやこりにも有効。 |
手三里 | 胃腸、上肢、目の症状、テニス肘。肩こり、寝違えを和らげる。鼻炎や蓄膿症などの鼻症状、皮膚症状、便秘の緩和。 |
合谷 | 顔の症状、目の症状、全身の気を調節するときも使用します。他に貧血を回復させる返し鍼に使われる。 |