不眠症の症状・鍼灸治療について
眠れない原因は身体の気の流れの滞りかもしれません
不眠症とは
不眠症とは睡眠障害のひとつです。以下に思い当たる点はありますか。
- 夜なかなか眠りにつくことが出来ない。
- 夜遅くに目が覚めてしまう。
- 目覚ましアラームよりも早い時間に目が覚めてしまう。
- 日中に強い眠気に襲われてしまい、生あくびが止まらない。
- 倦怠感、やる気が出ない、集中力の低下、めまい、食欲不振
- ストレスをより強く感じるようになってしまった。
このような原因で十分、睡眠をとることが出来ず日常生活に支障をきたす状態が続いている方は不眠症予備軍かもしれません。このような方に特に多いのが心理的なストレスを原因としたものが多く見受けられます。
不眠症の特徴
不眠症を分類すると次のようになります。
- 入眠障害
- 寝つきが悪く、なかなか眠れない。(30分~1時間以上寝付けない)
- 中途覚醒
- 朝起きる時間までに何度も目が覚める。
- 早朝覚醒
- 朝早く目が覚めて再度寝る事が出来ない。
- 熟睡障害
- 十分に睡眠時間を取っているが、眠りが浅く熟睡感が得られない。
不眠症の鍼灸治療
- 局所治療
- 肩こりや、痛みなど原因がはっきりしているものは、 その症状をまず取り除きます。 不定愁訴の場合が多いため、まずその症状を抑える施術をします。 ツボとしては神経を落ち着かせる百会・失眠を多用します。
- 全身治療
- 局所治療に加え、全身治療としては副交感神経を高め自律神経を調整します。 自律神経については自律神経失調症をご参考ください。 こちらが本格的な施術となります。 根本治療をされたい方は全身治療を選択して下さい
自律神経失調症についても、あわせてご覧ください。
不眠症の東洋医学的見解
東洋医学的に不眠症の原因を探ると、物事を考えすぎたり、喜怒哀楽が激しかったり、性交過多、胃腸の不具合などが長期にわたりあった場合に、各臓腑経絡を損傷して起こると考えます。