喘息の症状・鍼灸施術について
苦しい発作を起こさないために
自律神経のバランスを整えましょう
喘息とは
気道粘膜の慢性的なアレルギー性炎症です。
症状は気管支を取り囲む筋肉が痙攣するように収縮し、気管支の内側の粘膜が炎症によりむくみ、さらに痰などの分泌物が詰まることで呼吸困難が生じます。
これらの症状が長期的に続くことにより、気道は次第にわずかな刺激にも反応してしまうようになります。症状は夜間から明け方に出現することが多く、季節の変わり目に出やすいのも特徴のひとつです。発作時は喘鳴を認め、ひどいと苦しくて横になっていられず、座って呼吸をする起座呼吸になります。
原因としてアレルギー、ストレス、過労、ペット、タバコ、飲酒、月経などがあげられます。
喘息の鍼灸施術
強い発作時は通常ステロイドの吸入や点滴など強力な抗炎症作用のある薬物治療がおこなわれます。
鍼灸施術では四肢末端のツボに微弱な電気刺激をながし、直接自律神経にはたらきかけ、発作を抑える施術をおこないます。副作用の心配はまったくありません。
具体的には、喘息の発作時には自律神経の副交感神経が優位になりすぎています、施術では交感神経にはたらきかけ、発作が出なくなる状態に自律神経のバランスを整えます。
また根本的な施術として、発作の出ていない時期に、発作の結果起こる肩背部のコリを取り除き、全身の状態を整え発作をおこしにくい体質を目指していきます。
喘息の主なツボ
気舎 | のどの腫れ・疼痛・喘息・しゃっくりに有効 |
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定喘 | 喘息の特効穴 |
治喘 | 喘息の特効穴 |